一般歯科メニュー
一般歯科とは
一般歯科とは、小児歯科・矯正歯科・口腔外科以外のみなさんが受ける大半の治療(むし歯治療etc)を行う治療だとお考えください。主な治療方法はインレー(詰め物)からクラウン(かぶせ物)と呼ばれる虫歯治療のほか、ブリッジ(架橋義歯)局部義歯(部分入れ歯)、そして簡単なスケーリング(除石)となります。保険内診療ですと経済的にも時間的にも負担があまりかかりません。
■ 虫歯治療をコンタクトカリエスを銀・CRインレーで治療する手順は次の通りです。
健康な歯 | 隣接部の虫歯 | 虫歯部分の除去 | 銀インレー | 光照射 |
CR充填 |
ダイアグノデント
早期に発見すれば、歯は自分で再生する!
この機械は目で見えない初期虫歯をいち早く見つけることが出来ます。
歯の主成分はハイドロキシアパタイトと呼ばれる物質でできています。この物質は物理的な力には強いものの、酸に溶けやすく、虫歯菌がショ糖(砂糖)を分解するときに作り出す酸によって溶かされることで、穴があきます。 ただし、皮膚や毛髪に再生能力があるように、歯にも自己再生能力があります。酸で溶かされて、へこんでしまった歯の表面に、カルシウムなどが取り付き、元の状態に戻そうとする力が働きます。これを「再石灰化」といいます。虫歯菌によって溶かされた歯も、再石灰化を促すことで、機械で削らなくても元の状態に戻すことが可能なのです。
ただし、虫歯が進行して初期症状であるC2まで進行してしまうと手遅れ。その前段階の兆候であるC0〜1で発見する必要があります。C2とは痛みを自覚できる段階のことで、つまり、歯がしみるようになったことにはもう手遅れなのです。
そこで開発されたのが、レーザー検知器(ダイアグノデント)です。この装置は、ミクロン単位で微妙な歯のへこみを見地し、ごく初期症状の虫歯を発見します。こうした機械と、歯を強くする薬(フッ素塗布)、歯のクリーニング(PMTC)などで、虫歯をほぼ完全に予防することができます。
歯周病治療
● どうして歯周病になるの?
なぜ歯周病・歯槽膿漏になるのでしょうか?
歯周病・歯槽膿漏も虫歯と同じ感染症です。歯周病は特殊な細菌により引き起こされています。 その細菌を媒介するのがプラーク(歯垢)です。 ですから歯の周りにこのプラークが付いていないこと、あるいは歯石がついていないことが歯周病を起こさないためには重要です。
プラークは歯ブラシで落とすことが出来ますが、歯石は石のように硬く、また歯や根にしっかりとこびりついている為、歯ブラシでは落とすことができません。そのため、歯石を取るためには特殊な器具、装置が必要です。
それ以外にも歯周病・歯槽膿漏を起こす原因があります。それは「歯にかかる過大の力」「ストレス」「たばこ」「糖尿病」などですが、それらが複合的に関与して歯周病の発症と進行をもたらしています。この中で最も歯周病にとって問題なのがプラーク(歯垢)とたばこです。
歯石は歯周病を引き起こす原因と考えられがちですが、歯石それ自体は歯周病を引き起こすものではありません。プラーク(歯垢)の格好の住みかとなるため、そのままにしておくと細菌が増殖してしまいます。そのために定期的に歯石は歯科クリニックで取らなくてはいけません。
ただ、歯石の沈着は個人差があるため、頻繁に取らなくてもよい場合もあります。 つまり歯周病の管理は自分自身で行うことが80%残りの20%が歯科クリニックにおいて行うこと。といってもいいと思います。
● 歯垢(プラーク)中の細菌
歯周病菌の付着 歯周病を引き起こす細菌は、空気が嫌いです。歯周病菌は、歯周ポケットと呼ばれる歯肉の下に隠れて増殖します。まずは、目に見える部分の「プラーク」はブラッシングで除去します。
どれだけ目に見える部分のプラークを除去できたかで、歯周ポケット内の細菌の量にも影響します。 歯周ポケットの中の歯石およびプラークはスケーリングやルートプレーニング、PMTCで除去し、歯の周りおよび歯周ポケット内をきれいにします。
● 歯にかかる力の影響
歯には様々な力が加わります。それらの力がいろいろな条件の中で歯を弱めるように働くと、歯周病になりやすくなります。
■ 歯にかかる力が強くなるようなお口の条件
・噛み合わせが悪い。
・歯ぎしりがある。
・残っている歯が少ない。
・奥歯ですりつぶすように噛む人。
■ これらのお口の条件の改善が歯周病の治療につながります
・噛み合わせの修正(ぶつからないようにする)。
・歯ぎしりの治療(マウスピース)。
・合う義歯の製作。
・噛み方の修正トレーニング。
炭酸ガスレーザー
一般歯科には炭酸ガスレーザーがあります。痛みの少ない治療の一環として虫歯治療、歯ぐき・親知らずの治療、歯ぐきのメラニン色素除去、知覚過敏のケア、根の治療や口内炎の治療等に有効です。歯医者嫌いの方に不安やストレスなしに治療を受けていただけます。
入れ歯
● 《金属床義歯》と《レジン床義歯》
入れ歯には《金属床義歯》と《レジン床義歯》の2種類あります。それぞれの特徴は以下のとおりです。
■ 金属床義歯
・強度が取れる。
・薄く出来る。
・装着感が良く、舌が触れた時の感触も殆ど異物感が無い。
・入れ歯を狭い範囲で作る事が出来る。
・熱の伝導率が高い⇒ 熱い物を熱く・冷たい物を冷たく感じられる。
・味覚を損なう事を、最小限に抑える事が出来る。
・自費のみ。
■ レジン床義歯
・強度が無い。
・厚い。
・広範囲になるため違和感や異物感が強く、味覚を損ないやすい。
・保険適応。
ただし、両義歯とも入れ歯をとめるための金属のつめは必要です。